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国東半島峯道ロングトレイル(第5回)

国東半島峯道ロングトレイル紀行5回目。
国東コース②(K-2)の前半(岩戸寺~文殊仙寺のうち、葛原集落跡、ゴロタ平、三十仏などを通るコース)です。
bg5_k-2全体

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令和2年2月23日、天気晴朗なれど風強し。9時過ぎに岩戸寺から県道に下った「ガイデ橋」からスタート。スタート地点では木々の枝に“めじろ”が飛び交っていた。今回は常連の2名は都合で欠席、その代わり施設から3名のスタッフが参加した。参加者は計7名である。
山口池を左手に見ながら県道を登って行く。「岩戸の滝」(写真①)で古老に出会う。古老はこの滝の近くで起きた姫君の悲しい最後について話してくれた。少し登ると「宇都宮氏家臣鬼木氏古戦場」の標識あり(写真②)。黒田官兵衛・長政と鬼木氏の戦については、国見町赤根の“渓泉”に解説が貼られている(写真③)。宇都宮氏は黒田にだまし討ちにされ、家臣ともども皆殺しにされたが、鬼木氏はこの地に落ち延びていた。それを、黒田官兵衛が大友氏との別府・石垣原での合戦の途上、わざわざこの地に討伐に来て、13名が討ち死にしたという。先ほどの姫君もその一人とのこと。すぐそばの岩壁に観音像が彫られている(写真④)。葛原に落ち延びた葛原時房が建立したと言い伝えられる(渓泉の解説)。古老の話から、420年前の出来事をよく言い伝えているものだと感心した。「如水橋」など近くの橋に戦いに参加した人物名が命名されていた。ここを過ぎて振り返ると「岩戸耶馬」が見えた(写真⑤)。
来浦川源流は岩の間から水が湧き出しているところで、そのすぐ脇から岩戸寺周遊コースに入る。道らしき道はなく、木に巻き付けてある印のみを目印に林の中を登って行く。しばらく行くと手彫りのトンネルに出くわす(写真⑥)。20~30分くらい登っただろうか、石でできた井戸を見つける(写真⑦)。多数の墓も。可愛い仁王像と石門のある墓もあった(写真⑧)。ここが葛原集落跡だった。標高は380m。昭和30年頃まで人が住んでいたという。先ほど述べた葛原時房の子孫が住んでいたのだろうか。ここは尾根のようになっていて、ここから下りになる。
すぐに「金毘羅の景」の標識。進んでいくと石柱の立っている絶景ポイントにでる(写真⑨)。ここからは来浦の谷を越えて周防灘に浮かぶ姫島(写真⑩)と眼下に広がる無数の奇岩の列を見ることができた(写真⑪-1、11-2)。また、ゴロタ平に続くと思われる細い尾根も見えた(写真⑫)。しかし風が強く、早々に退散する。少し下ると、すぐに「ゴロタ平」の標識あり。両側が崖になっている狭い尾根伝いを進む。途中、大きな岩が割れたようなところを通過する(写真⑬)。「ゴロタ平」は休憩するには良いところ(写真⑭)だが、標高は「金毘羅の景」より低いため、眺望はやや劣る。休憩して腹ごしらえする。「葛原展望所」はやはり狭い岩だらけの尾根道(写真⑮)。途中、一対の石仏に出会う(写真⑯)。K-2コースの文殊仙寺方面と「三十仏」方面の分岐点で「三十仏」方面に下る。「牛獄の景」にも立ち寄るが、今までのところと比べると見劣りがして、すぐに引き返す。下る途中、地図に「ハンカイ草群生地」の書き込みあり、それらしき?道端のあちこちに群生している若草を写真に収める(写真⑰)。ハンカイ草は6-8月に黄色の花をつける1mほどの植物とのこと。K-2を初夏に訪れた方の写真をみると、この時期ならこんなものかなとも思う。あまりに小さくて何を撮ったのか分からず、恐縮です。
「三十仏」は標識がなければ、見落とされそうな少し入り込んだところにある。下から見上げると苔むした見事な石段が続いている(写真⑱)。数えてみると125段あった。途中2ヶ所に作られた(あるいは改修された?)と思われる年号(下が天保、登り詰めたところが宝暦)の書き込みのある石柱あり。石段の上にはお堂があり、中に仏像が沢山ある(30?)(写真⑲-1、⑲-2)。少し下ったところが「三十仏」の入り口で、立派な一対の仁王像と石の鳥居があった(写真⑳)。
ここを過ぎると山口池(国東半島で一番大きいため池とのこと)の周囲をめぐる。池の奥、向かって右が千燈岳、左が文珠山(写真㉑)。終点近くで、芳香がするので見上げると青空に梅の花が(写真㉒)。到着は午後2時過ぎ、8.4Km、約5時間の行程となった。「ガイデ橋」は年期の入った石橋だった(写真㉓)。近くではすでに“オオイヌノフグリ”が青い星のように輝いていた(写真㉔)。

写真① 岩戸の滝
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写真② 宇都宮氏家臣鬼木氏古戦場
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写真③ “渓泉”に解説が貼られている葛原古城の説明文
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写真④ 観音摩崖仏
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写真⑤ 岩戸耶馬
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写真⑥ 第1トンネル
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写真⑦ 石造りの井戸
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写真⑧ 仁王像と石門のある墓
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写真⑨ 金毘羅の景
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写真⑩ 金毘羅の景からの眺め:周防灘に浮かぶ姫島
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写真⑪-1、2 金毘羅の景からの眺め:無数の奇岩の列
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写真⑫ 金毘羅の景からの眺め
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写真⑬ 「ゴロタ平」への道
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写真⑭ ゴロタ平
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写真⑮ 葛原展望所への尾根道
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写真⑯ 一対の石仏に出会う
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写真⑰ ハンカイ草の苗?
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写真⑱ 三十仏の石段
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写真⑲-1、2 岩屋の中に作られたお堂と、その中の仏像
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写真⑳ 三十仏の石門と仁王像(説明文によると文政五年(1822年)造立)
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写真㉑ 山口池と千燈岳(右)、文珠山(左)
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写真㉒ 梅の花
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写真㉓ ガイデ橋
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写真㉔ オオイヌノフグリの花
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プロフィール

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Author:horitataiju
大分県国東市にある堀田医院・悠々会です。
院長が国東の魅力を発信します。

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