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国東半島峯道ロングトレイル(第2回)

今回は国東半島峯道ロングトレイル紀行第2弾です。
国東コース①(K-1)の残り半分を踏破することにした。出発場所は同じで、前回とは逆の方向に行くことになる。
国東半島RT_K-1拡大2

平成31年4月7日、天気に恵まれ、午前9時過ぎ、出発地の千燈寺前駐車場を出発、旧千燈寺跡へ向かう。出発地の周囲はすでに一面のれんげ畑(写真①)。石塔、石像などが並んでいる“西行返し”を過ぎて(写真②)、石門をくぐると旧千燈寺跡に到着する。ここは何度か訪れたことのある場所である。
旧千燈寺は奈良時代の西暦718年に、六郷満山の中で最初に創建された寺院で、16の末寺を有する中核寺院として栄え、 “西の高野山”と呼ばれていたが、天正年間にキリシタン大名の大友宗麟による焼き討ちにあい、廃寺となった。
今は、坊のあった石垣と石畳が残っているだけ。本堂(伽藍堂)跡に今も当時のまま残っている仁王像の横に孫2人を立たせ記念撮影(写真③)。かっての建物の配置図を見ながら、昔の栄華をしのぶ。さらに坂を登ると杉林となり、急な石段の先に岩窟の中に建てられた“奥の院”が見えた(写真④)。左手を進むと眺望の良い場所があるとの案内板があったので、狭い道を進むとすぐに眺望の開けた岩場に出た。180度以上の大パノラマが広がっていた。左手の方角には千燈岳とそのすそ野に広がる幾つもの岩の峯が見えた。右手方向には鷲巣岳が見え、少し汗ばんだ頬に谷から吹いてくる風が心地よい。絶景ポイントです(写真⑤、⑥).
ここから少し行くと無数の石塔(九九九基と言い伝えられている)が集まっている“五輪塔群”が現れる(写真⑦)。旧千燈寺を創建したといわれる仁聞菩薩の墓もここにある。
さらに登って不動山に至る。不動山はそれ自体が一つの岩山で、東に面して岩窟があり、そこに半分埋め込まれたように“五辻不動”が建てられている。ここに行くには狭い岩場を鎖につかまりながら登る必要がある(写真⑧)。ここからの眺望は絶景で、眼下に国東半島、瀬戸内海に浮かぶ姫島が手に取るように見える。天気が良く、澄み渡っているときには四国佐多岬、山口県が見えることがある。
不動山は300mほどの高さで、岩戸寺に向けて一旦急な坂道を下らねばならない。山道は登りより下りが危険である。綱につかまって上り下りするようになっていたが、私は綱を離した途端に転倒してしまった。幸い大事には至らなかったが、岩の突き出た斜面だったのでひやりとした。下りを降りきったところで小休止し、腹ごしらえをした。実は後で判明したことであるが、この下りの途中で娘が足を負傷し、長期離脱を余儀なくされることになるのであるが、この時は知る由もなかった。
再度山を登り、下ったところが今回の目的地の岩戸寺であった。岩戸寺は桜がすでに散り始めており、花桃が満開で最も美しい花盛りの時期であった(写真⑨、⑩)。長い石段を登り最古と言われる国東塔、修正鬼会の行われる藁ぶき屋根の講堂、子安観音のある岩の橋渡しなどを見てきました(写真⑪)。
という訳で、このシリーズも一旦中止、秋深まる頃から再開予定です。


写真①  すでにれんげの花が
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写真②  “西行返し”と呼ばれている場所
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写真③  仁王像と孫
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写真④  杉林の奥に奥の院が
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写真⑤  千燈岳とすそ野に広がる岩の峯群
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写真⑥  鷲巣岳とふもとの大不動岩屋
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写真⑦  無数の石塔が集まっている“五輪塔群”
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写真⑧  岩場を登り切ったところにある一対の石灯篭
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写真⑨  仁王像と桜を背景に
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写真⑩  桜と花桃で花盛りの岩戸寺
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写真⑪  岩の橋渡しの下にある子安観音
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プロフィール

horitataiju

Author:horitataiju
大分県国東市にある堀田医院・悠々会です。
院長が国東の魅力を発信します。

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